知っていないと危ない!ご住居探しの注意点
敷金詐欺、違法物件、敷金返金無しで追い出された………!
今まで持ち込まれた夥しい数の相談内容・ドイツ情報を整理し、編集しました。
スペース上、全文はここに掲載できないので、上記サイトをご参照ください。
重要事項
・賃貸契約書無しでは住民登録・滞在許可の申請・銀行口座の開設・就職等、全て不可。
・ドイツでは賃貸物件は家具無しが一般的で、少数派の家具付き物件は、割高。
・敷金:3ヶ月分弱の家賃額が普通。
・住民登録可・長期可・家具付きで500ユーロ以下の物件というのは、何らかのウラがある可能性高し。
又貸し物件の特徴、そして何が危ないか
正規の賃貸物件の場合、敷金は現法の管理下になるが、又貸しの敷金管理は無法状態。それでは「事故」が起きて当然!
・主に ≪短期≫ ≪期限付き≫ ≪長期不可≫の物件。
・賠償責任保険の加入を求められる。
・ドイツ語賃貸契約書を不発行、或いは別住所(!)の賃貸契約書を発行。
・住民登録が不可。或いは
住民登録後に、大家が住民票を渡してくれない。
住居住所と住民票の登録住所が一致しない。
・敷金・家賃の支払いは現金か日本の銀行への振り込みのみ。或いは、別用途として在ドイツへの銀行振込み。
・領収書を発行しない、或いは USt(売上税)無しの領収書発行。
⇒ 一つでも該当したら、NG !
違法賃貸物件への入居に伴うリスク
・物件内を破損した場合、補填・修理は借主の自己責任。その為に賠償責任保険が求められる。
・敷金・家賃は、賃貸契約書があってこその存在。賃貸契約書無しでは、トラブルが生じた場合、ご自身の正当性を証明する術無し。
・水漏れ等の問題が生じても、立場上、管理人と連絡不可。
・未知の者の出入りに不安を感じた隣人の通告で違法入居が発覚!というケース有り。
・違法入居をすると、貸主の違法行為の共犯者になる。
・敷金返金無しで追い出された!というケース多し。
敷金詐欺の特徴
・内覧不可
・大家がドイツ国外在住者
・敷金振込みは、MONEYGRAM 或いは WESTERN UNION 経由
・家賃の前払い
・鍵は郵送してくれる、という約束
・内覧可(!)・敷金支払いは「キャッシュのみ」・賃貸契約書(架空)
⇒ 一つでも該当したら、NG !
敷金
退去時の返金が理想的だが、大抵は暖房費等の決済後の、1年後(!)になる事もあり、ドイツ人同士でもトラブル多し。
退去後3年で失効するので、要注意!
どこであれ地域格差はあり、ベルリンも例外ではない。
「治安良し」「格安」「便利」「人気」「流行」「素敵」「おしゃれ」「モダン」「高級住宅地」 等の言葉に流されず、その差をしっかり見極める事!
・バー・カフェ・クラブの近辺は、明方まで(!)騒がしい…!
・語学学校付属の宿泊施設:劣化が進んだ、或いはとんでない郊外の物件もあるので、予約は短期のみに止め、入居後の契約延長が無難です。
・空き巣被害が倍増中!特に狙われやすい地上階・半地上階の物件は、絶対に避ける事!
・バス:夜・週末は間引き運行の地域多し。S-Bahn U-Bahn 駅周辺が一番無難。
・病院・消防署(サイレン)の周辺は避けた方が、静か。
・男性の(親日的な)大家が女性のみを募集、という場合は、要注意!
都市選び
【ミュンヘン】:ドイツ国内で最も住居難に見舞われている都市。物件自体が少なく、ドイツ他都市に比べ、家賃が割高!
【デュッセルドルフ】:欧州最大の日本人街があり、日本語だけで生活が出来る大変便利な街ですが、ドイツ語取得が目的の場合は、その便利さは逆効果!
【旧東ドイツ最南のザクセン州】【旧西ドイツ南部のバイエルン州】【旧西ドイツ南部のバーデン・ヴュルテンベルク州】:方言が非常に強いので、ドイツ語取得には、不適切。
目ぼしい地区の民度と安定度の識別方法
・不法入居された建物の近辺であるか。⇒定期的に警察との衝突等、過激な問題多々あり。
http://www.berlin-besetzt.de/ 同サイト の 「1970」 を 「heute」 にし直すと、現状になります。
ネットで HAUSBESETZUNG LISTE プラス都市名で検索すると、住所リストが出ます。
・最寄り駅の構内と周辺に酔っ払い等がたむろしているか。
・周辺の建物に落書きがあるか。⇒ 落書きは風物・表現の自由ではなく、他人の所有物に対する暴力です。
・周辺にゴミが散らばっていたり、粗大ゴミが放置されているか。
・周辺に壊れかけた建物が放置されているか。
⇒ 一つでも該当したら、要注意。
ベルリン市内の地域格差
・旧西ベルリンの山の手: CHARLOTTENBURG、WILMERSDORF、STEGLITZ、ZEHLENDORF
・旧西ベルリンの下町: KREUZBERG、NEUKÖLLN、MOABIT、WEDDING
・旧東ベルリン: FRIEDRICHSHEIN、LICHTENBERG、PANKOW、PRENZLAUER BERG
・ベルリン・ミッテ BERLIN MITTE: 2001年に編制され、従来の 旧東ベルリンの MITTE に 旧西ベルリンの TIERGARTEN 及び WEDDING の一部が加わった。
⇒ 旧西ベルリンの下町と旧東ベルリン:失業率が特に高く、治安上および社会的な問題が多発し、雑然とし、荒れて陰気な雰囲気の地域が多いのが現状。
⇒ 旧東ベルリンの物件: 何十年も手入れをしていない酷い状態の物件、多し。
KREUZBERG クロイツベルグと NEUKÖLLN ノイケルン
某日本語ガイドブックが「人気地区」と紹介した為に、その謳い文句が独り歩きしている。
しかし大阪在住の人が西成区を避けるように、ベルリナーには避けられている地区である事を知るべし。地域への偏見ではなく、現実です。
ベルリンの、違法薬物の世界…
・フリードリヒスハイン: REVALER STR.
・ノイケルン: HASENHEIDE 公園内
・クロイツベルグ: GÖRLITZER PARK 公園内、U1 U8 KOTTBUSSER TOR、U1 GÖRLITZER BHF、及び U1 SCHLESISCHES TOR の周辺。
⇒ 上記地域にたむろす中東系あるいはアフリカ系の男性たちは、「麻薬売人」 である可能性大。
⇒ 上記の駅の周辺でたむろす人たちは、覚せい剤常習者及び客待ちの男娼である可能性大。
⇒ U KOTTBUSSER TOR の周辺: 凶暴なひったくり事件が頻発。
⇒ GÖRLITZER PARK 公園から徒歩1分の公立校 (OHLAUER STR. 12, 10999 BERLIN): 改装工事用に空けた途端、麻薬に携る人たちを含む違法滞在者に占領され、警察との衝突が繰り返されている。
⇒ 危険地域から周囲2キロ内の物件は極力避けるのが、一番賢明。