ベルリン:映画上映会「太陽が落ちた日」のご案内
「太陽が落ちた日」(ドイツ語タイトル:Als die Sonne vom Himmel fiel)
スイス人の父を持ち、日本人の母を持つ監督は、母の故郷広島に小さいときからよく遊びに行った。
祖父は原爆投下時に広島赤十字病院の医師であったため、たくさんの被爆者を診てきたが、そのことは家族の中でも一切口にしようとしないまま、1991年にこの世を去る。
彼がどのようなことを体験し、考えていたのかを知りたいために、監督は祖母に話を聞き、祖父と同じように当時から広島で医師として働いてきた肥田舜太郎氏や日赤の元看護婦たちを取材し始める。それからすぐに福島の原発事故が発生する。そこで監督がしかし見知ったのは、そこでも人々が、当時の広島や長崎の人たちと同じように「沈黙」して語らないことだった。それはどういうことなのか?
自分のルーツを探る旅でありながら、同時に広島での原爆投下とフクシマの現在まで貫かれている糸を明らかにしようとする心を打つドキュメンタリー映画である。
※上映後、アヤ・ドメーニク監督との スカイプによるトークセッションがあります。(日本語・ドイツ語通訳付き)
※入場無料
(会場カンパ歓迎:カンパは無料で上映させてくださったアヤ・ドメーニク監督に映画製作のためのカンパとして送ります)
会場:
AUSLAND
Lychener Str. 60, 10437 Berlin
www.ausland-berlin.de
会場18:30 映画上映開始19:00
詳細は Protestival.de をご覧ください。