ドイツ環境省生誕30周年、環境の未来のためのフェスティバル
ドイツ連邦環境省主催のイベント”環境の未来のためのフェスティバル”に、4月から6月にかけてドイツ社民党本部WBHにて開催されたSayonara Nukes Berlin主催の写真展”Nuclear, Democracy and Beyond”が招待されました。
先の樋口健二氏と広河隆一氏の展示より、それぞれ5枚の写真を厳選し、計10点を展示します。
この環境イベントでは、ドイツ連邦環境省の生誕30周年を祝うとともに、80以上のパートナーとたくさんのゲストによって未来のための環境政策を考えます。環境のためのアイデアの市場、音楽、映画など、入場無料でたくさんの催しが予定されていますので、ご家族やご友人をお誘いあわせの上、私たちの未来を考える素敵な週末をお過ごしください。
日時:9月10日 10時半より
9月11日 16時半まで
場所:EUREF-Campus, Torgauer Str. 12-15, 10829 Berlin
- 樋口健二&広河隆一写真展 Nuclear, Democracy and Beyond -
日本の反原発運動といえば、この二名のフォトジャーナリストの名を挙げずに語ることはできないだろう。広河隆一氏はパレスチナ問題の取材でも知られているが、チェルノブイリ事故以来、継続して現地に赴き、「チェルノブイリ子ども基金」を創設して被災者の救援活動を行っている活動家である。福島第一原発事故後は、日本の原発や放射能にかかわる問題を取材するかたわら、福島の子どもたちの保養プロジェクトも立ち上げている。樋口健二氏は、すでに60年代より公害、労働災害、環境汚染問題を追い、70年代からは原発における被ばく労働者の取材をし、その過酷な労働条件、なんの保護も賠償も受けず労働災害とも見なされずに使い捨てされていく原発労働者の実態を報告し続けている。原子炉内の撮影は世界的スクープとして海外でも高い評価を受け、2001年に核廃絶NGO「ワールド・ウラニウム・ヒアリング」(本部・ドイツ)創設の「核のない未来賞」の教育部門賞を日本人として初受賞している。広河隆一氏と樋口健二氏の写真は多様でありながら、どれも私たちに同じように問いかける。なぜ、このようなことが起きなければならなかったのか、という誰も逃れられない問いである。 広河隆一氏と樋口健二氏の写真は多様でありながら、どれも私たちに同じように問いかける。なぜ、このようなことが起きなければならなかったのか、という誰も逃れられない問いである。
ドイツ環境省によるイベント詳細ページ:
http://www.bmub.bund.de/bmub/30-jahre-bmub/festival-der-zukunft/
Facebookイベントページ:
https://www.facebook.com/events/1741315016133724/